包丁を研ぎたい、
とりあえず、研げる砥石を買ったけど、包丁研ぎが面白くなってきたので、
気になっていた、天然砥石を使ってみたい、という方には約に立つ話を書いてみます。
天然砥石は高い、職人さんが使うもの、といったイメージはありませんか?
ここでは、気楽に始められる天然砥石について紹介します。
私も以前は天然砥石は職人などの偉そうな人が使うものと思ってました。
しかし、一度天然砥石を使ってみて、
もう人造砥石は一切使わなくなってしまいました。
天然砥石を使う理由としては、
一言でいえば、ただ、気持ちが良い、からです。
色、水がついたときの変色、
研ぎ心地、
仕上がりの美しさ、
これは、人造砥石では感じられない感覚です。
きっかけは、
調理場で働いていたとき、シェフが「天然砥石で研げたら、もっと良い刃がつく」といっていたことを思い出し、
試しに天然砥石を買ってみたことです。
刃物店で手に入れた、
中砥石 ( 天然 天草砥石、備水砥石)は、確か2000円程度でした。
ホームセンターでも見かけるくらいで、結構気楽に買える天然砥石の一つです。
私は、当時かなりの貧乏だったのですが、
刃物を研ぐときは、一切の不安や雑念がでないことに気がついて、
天然砥石の世界に踏み込んだ人間です。
刃物を研いで、集中する、みたいな。
今回、天然砥石、天草砥石を紹介します。
天草砥石という天然砥石は、熊本県で現在も採掘されています。
値段は安い部類にはいりますが、
包丁の研ぎなどでは、正直、結構使えます。
家庭用の包丁で、少し切れ味がわるくなってきたなぁ〜、っていう程度なら、
天然砥石の天草砥石、備水砥石だけでも十分なくらいです。
研ぎ方は、砥石の表面に軽く水をかけ、刃物を当てて滑らすだけです。
ではなぜ、天草砥石をすすめるのか、ということについてお伝えします。
まず、第一の天然砥石の魅力として挙げられるのが、
色です。
模様です。
水に濡れた瞬間、天然砥石ならではの発色があります。
(濡れて、色が鮮やかに見える瞬間ですね。)
ぱっと色が変わる、
人造砥石では、感じることのできない感覚です。
まず、見て楽しめる。
天草砥石の場合、
木目調の色合いが、美しいです。
うわぁ、きれいだな〜、というのが、初めて天草砥石を使ったときの感想です。
そもそも,包丁研ぎ、って気持ちよく研ぎたくないですか?
瞑想のように、シューッと、やりたくないですか?
別世界に入ったかのような、。
研いでいるときが、とても気持ちがいい、これが天然砥石で研ぐとき大きな魅力です。
しかも、肝心な包丁もしっかり研げています。
刃がかけたりしている場合は、荒砥石を使ってかけた部分を直す必要がありますが、
まず、通常の研ぎでよく使う、中砥石を手に入れましょう。
今回、気楽に使える天然砥石、 天草砥石を紹介しました。
今や通販サイトアマゾンや楽天、ヤフーなどでも普通に手に入るので、
気になる方は、是非、天然砥石を試してみてください。