なぜフランス産の小麦粉を使うのか
今回はこの理由について考えてみた。
結論からいうと、本当に美味しいフランスパンを食べたい、
そのために行き着いたのが、フランスの小麦粉だった。
どうやら、中力粉と強力粉の間に位置するらしい。
フランスパンのレシピを検索すると、楽天レシピ、クックパッド、
また料理研究家などのレシピがズラーッと出てくる。
フランスパン用の小麦粉などが材料として出ている。
しかし、まぁまぁ、見かけの良いものはそういった材料でできるが、
うまいパンとは程遠い。
しかし、私はフランスでパンを食べたことのある人間だ。
一般的なフランスパンでは全然違う、って思っていた。
(フランスで在住経験のあるひとなら、きっとわかるはずだ。パンが美味いと)
そこで、美味しいフランスパンはどうやって作るのか、という課題が出てくる。
結論から言って、本物のプロ、が教えるレシピを学ぶしかない。
思いつくのは名門中の名門のパンの学校、
コルドンブルー。
今の時代では無料で動画も見れる。
コルドン・ブルーが出している本も買えば、
本物のパンのレシピやポイントを学べる。
素直にプロから学ぶ、これに尽きる。
そうすることで、無駄な時間も省ける。
コルドンブルーのレシピでは、まず材料が違う。
コルドンブルーで使用される小麦粉は、ラ・トラディションフランセーズというフランス産の小麦粉。
フランスの多くのパン屋で使用されているらしい。
おそらく一般的な小麦粉の中では、高価で、扱いにくい粉といわれている。
料理教室などでも、扱われているところは少ないだろう。
コルドンブルーの本をみると、
まず、原材料の品質、
あまりこねない、
材料はいたってシンプル (小麦粉、酵母、塩、水 )。
砂糖や乳製品も使っていない!
モルトプレーンも使っていない。( クックパッドなどでは必ずと言っていいほどでてくるのだが。)
生地を寝かせる、慌てない、
かなり大雑把だけど、ポイントは概ねこれくらいだろう。(他にもあるだろうけど、
私が感じたポイントを抑えておけば良いと思っている。)
シンプル故に素材の味がもろにでてしまう、
フランスのパンが美味しいのは、素材を飾らず、シンプルに、伝統的な方法で作るからだろう。
ラトラディションフランセーズを使うと、作りにくいけど、仕上がりはなんとも言えない、
深い味わいになった。
完璧ではないけど、とても美味しいパンになった。(フランスで食べたようなパンだ。)
パン職人でもないけど、
フランスパンなら負けない、とい今や自分で思っている。
ここ数ヶ月は毎日フランスパンを作っている。
もし、本当に美味しいものを目指すなら、
プロ中のプロのレシピや考え方を学ぼう。