ライ麦粉100%のパン
白神こだま酵母、鳥越製粉のライ麦粉、塩、水、これだけシンプルな材料でライ麦パンを作った。
結果、噛みごたえのある、非常に美味しいパンができた。
柔らかくて食べた気のしない食パンではなく、
ずっしりと重いパンが好きなのだが、
日本国内ではほとんど見かけることはない。
だから、手作りでパンを作ることにした。
夜にパンの仕込みをし、熟成(発酵)させる。
翌朝、小さめに丸めてガスオーブン (パナグリル)で焼く。
朝、コーヒーとともにいただく。
このライフスタイルが好きなのだが、どうも朝はしっかり噛んで食事をしたい。
ライ麦粉100%の手捏ねパンは、まさに理想的なパンだった。
天然酵母は今回は使わない。
品質の良い粉を選び、
白神こだま酵母を使う。 色々と試した市販のイーストなどのなかで、
もっとも素材の味の邪魔をせず、扱いが楽なものは、白神こだま酵母だった。
ライ麦粉100%の手捏ねパンの材料は以下の通りです。
ライ麦粉600g,
塩10g
白神こだま酵母1−2g程度
水300CC、足りないと感じたら、水を足してみる。
(真夏の夜、気温約30度)
ライ麦だけで、パンの生地がまとまらない、
というのは、単なる思い込みだった。
ライ麦100%で生地は普通にまとまるし、
特にやりにくい気はしない。
出来上がった、ライ麦粉の100%のパン、
しっかり噛まないと食べられないくらい、弾力がある。
食事のときはよく噛みましょう、というが、
よく噛まないと食べられないような食事なら、
噛むしかない。
ちまたではパンが健康に良くない、グルテンがどうだいうけど、
灰分の高い小麦粉、ライ麦粉などのパンなら、
そんな健康に悪いパンではないだろう。
真っ白で、柔らかく、口の中でとろけるようなパンが人気だ。
だから、そういうパンを食べて
体の調子が悪くなった人達の意見でしかないだろう。
ソクラテスだってパンを食べてたろうから。
ハード系のパン、しかもよく噛まざるを得ないパン、
これこそが理想的なパンだと思う。
ちなみにライ麦パンと呼ばれる多くのパンは、
小麦粉とライ麦粉の混ざったものがほとんどだ。
ライ麦粉100%なら、文句なしに健康に良いパンではないだろうか?