猫を飼う
野良猫を保護し、飼い始めてもうすぐ一年になる。
一年を振り返って、今、どうなのか、ちょっと考えてみた。
家に動物がいる、このことの効果について、気がついたことがある。
それは、
自分の機嫌がよくなっていること。
正直言って、私は気分の揺れがあり、
ちょっとしたことで不機嫌になることが多かった。
それが、猫がいるだけで、
ただ猫を撫でるだけで、不安は和らぎ、
気がついたら、笑顔になっていることが非常に多い。
もちろん、 掃除や食べ物の準備などの手間は多い。
しかし、それ以上に猫から受ける恩恵は、一言で言えば、
「自分の気分を良くしてくれている」、これに尽きる。
言えば単純だが、
不機嫌で過ごすと、人生において大損である。
限られた貴重な一日を、
不機嫌に過ごすと、次の日も体調がよくなかったり、
本来したいことも進まない。
どうせなら、 毎日は気分良くすごしたいもの。
猫がいると、思わぬ行動や表情に自分の気持ちが和らぐ。
もちろん、部屋を汚したり、あらゆるものを噛んでしまったり、
ついムッとしてしまうこともある。
しかし、無邪気で素直な猫の仕草をみていると、
不機嫌だったことも知らないうちに忘れてしまう。
これだけでも、猫を飼うことの効果は大きい。
たとえ動物病院などの通院で費用がかかろうが、
猫も自分の家族の一員として思うようになってしまった。
仮に生きがいをなくしてしまったとしても、
猫の世話はしないといけない。
トイレ掃除も、ご飯の用意も、やらざるを得ない。
実は、この一見嫌そうなことも、黙々とできれば、
実は猫のために、と思える。
気が付かなくても、誰かのために生きているということが無意識レベルで気がつく。
誰かのために、生きる。
これが生きがいに思えることもある。 気が付かないけども。
そうなると、うつや精神疾患であっても、
実は猫を飼うことで、治るかもしれない。
病院等に通院したり、高額な薬を飲むよりも、
ねこを飼うだけで、解決することもあるかもしれない。
「猫を撫でるだけで、気持ちが和らぐ。」 これは人にとって大きなメリットだということを覚えてほしい。