菊芋こそ最も自然栽培に最も適した野菜だと断言できる。
荒れ地だった家の庭。
畑にできるスペースではあったが、土が粘土質だった。
笹が生い茂るくらいだ。土も硬い。
しかし、菊芋を植えて3年目にして、土壌は一変した。
耕す必要もなく、不耕起、自然栽培が実現している。
理由は簡単にまとめると、以下の3点だ。
1 生命力が強く、大きく育つ
2 巨大な茎、葉など、地上に出ているものは、すべて土に還る
そのため、年々落ち葉が積み重なって行く。 土壌は年々改良されていく。
3.基本、耕さなくても育つのが菊芋。
肥料もいらない。
自然栽培、いまや農薬を使わないという理由だけで、自然栽培を謳う人も多い。
福岡正信さんが述べている自然栽培の定義は、不耕起、不除草、無農薬無肥料だ。
耕す時点で、本来は自然栽培とは言えない。
なぜなら、耕す(特にトラクターなどの機械)では、人と機械の手を借りているからだ。
菊芋の場合、耕す必要はない。
ほんの数センチ程度の菊芋の根(種)を春に植えるだけでよい。
できれば、たくさん、植え付けると、他の雑草にも負けない。
ここで、不除草も当てはまることになる。
水やり、肥料、農薬等、全く使う必要もなく、よく育つ。
粘土質の土壌だろうが、とにかく育つのが菊芋だ。
そして、育った葉、茎は、地上に落ち、全て土に還る。
これは、ほかから、腐葉土や落ち葉などを持ちこむ必要もない。
耕さない、除草不要、無農薬無肥料で育つ野菜だ。