田舎に住んでいるひとこそ、本当の料理人

田舎に住んでいるひとこそ、本当の料理人

 

ここ最近、悟ったことがある。 それは、

田舎に住んでいて、畑や野山の旬の野菜、野草を活用しているひとのご飯がうまい、ということだ。

 

普通に考えれば、どこかの有名なシェフやレストランの料理人だと思うだろう。

 

しかし、畑のそばに生えている野草や、まさに旬の野菜を手に取り、

 

調理する。

 

特別なことをしているつもりはなくても、農家ならではの知恵や経験から

 

料理をつくる。

 

プロの料理人のように、すごいソースは作らない。

 

しかし、ただの握り飯がこれほどうまいと思うのは、

 

私だけだろうか。

 

ご飯と自家製の味噌をつかった味噌汁、

 

長い間続けているぬか漬け、

 

手作りの梅干し、

 

これだけでも、他では食べられない立派な献立になる。

 

農家の知恵の凝縮版は実は書籍として販売されている。

 

農家の人では有名だが、「現代農業」という月刊誌。

 

これは、全国の様々な農家の人や農に携わるひとの農業雑誌だけども、

 

自分のアイディアや経験から学んだ料理も公開されている。

 

どんな料理人や料理研究家のものよりも、

 

懐かしいような、温かいメニューの作り方などが紹介されている。

 

農家は頭をつかうというけど、これは本当だ。

 

何が旬の野菜か、自分でわかっている。

 

素材の味を殺すことなく、

単純な献立のようであっても、

 

身にしみるような料理になる。

 

味噌汁がうまい。

 

ぬか漬けがうまい。

 

旬の野菜のサラダ、蒸し野菜がうまい。

 

これより身にしみる料理はあるだろうか?

 

都会の有名レストランの料理よりも、

 

私は田舎の人の手料理こそが、より価値のある料理に思えてならない。

 

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